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「姫路城」
姫路城「平成の大修理」 2009年~2015年の完了を記念して開催されたイベントで2つのアートを制作した。
姫路城「揚羽蝶」
姫路城 天守閣下広場 2016 年
姫路城の瓦には約500枚の揚羽蝶の家紋が入った瓦が使われている。これは、江戸初期の城主・池田輝政が姫路城を大改修した際に池田家の家紋を用いたものだ。
揚羽蝶の五態でその一生を表現した。

蛹から羽化。
まったく同じ素材を使いながら抜け 殻と、そこから這い出し羽を広げたばかりの青白い幼蝶を表現できるのは照明の力による。

蝶は色鮮やかに羽ばたき、短い一生を終える。

姫路城「鯱 しゃち」
姫路城 西の丸長局 2017 年
西の丸長局は百間廊下とも呼ばれ、西の丸を囲むように築かれた約300mの長屋で侍女たちの部屋が並んでいる。
その部屋の中に鯱を作った。
鯱はイルカ科の哺乳動物の名前でもあるが、ここでは想像上の霊獣だ。
(こういう実在の生物の名前と想像上の生き物の名前の混在はいくつもある。)
鯱と書いて「しゃち」とも「しゃちほこ」とも読む。
姿は魚で龍あるいは虎の頭を持ち、尾ひれは常に空を向き、背中には鋭いとげが無数に生えているという。
鯱を城の天守閣の屋根につけたのは織田信長の安土城だと言われている。
城を火災から守るとされる。
得体の知れない怪物が深い海の中を泳ぐ姿を現した。


漆喰壁に投影した影は海を漂う鯱の想い。

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